このレビューはネタバレを含みます
主人公と相手の女性では見てる場所が違うってくらい、歴然とした差があって。主人公は一途だけど独りよがりで、相手は遊んであげて振り回して余裕もあって。
主人公はもう見てられなかった。もうその辺にしときなよっていうくらい。でも客観視とは無縁の主人公。まだ15歳だもんね…
画面の奥の方で、廊下の壁に赤いペンキを塗り始めたとこも、今思えば気持ち悪い。最後ライトをぶつけたときの主人公の表情とその後一緒に潜るところも気持ち悪い。終盤あれをなくして女性の余裕がなくなってきたあたりから、嫌なことが起きるんじゃないかって空気が漂い始めて…やっぱり気持ち悪い。クーリンチェのようなんだけど、なんだこの違いは。
トラウマ映画は観ないように気を付けてたのに…思いっきり抉られた。
でも、そんな映画が作れるなんて本当すごいと思います。