ちろる

ダイヤルMを廻せ!のちろるのレビュー・感想・評価

ダイヤルMを廻せ!(1954年製作の映画)
4.0
敢えてアパートの一室だけで繰り広げられる、殺人計画と密室殺人事件。
犯人が最初から明らかにされているにもかかわらず、警察が真犯人を暴いたとされるセオリーがなかなか複雑でラストまでクリアにされない所が楽しい。
裏窓の時とは異なりグレース ケリーの役は化粧も衣装も抑え気味でもちろん綺麗だけど哀れな妻に徹している。
恋人の推理小説家が思ったより活躍しなかったのは消化不良だから、推理小説家って設定そんな必要か?と個人的には思ってしまいましたが、密室サスペンスとしては抜かりなく流石ヒッチコック!という見事な作品でした。
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