空母ポンタヌフ

猿の惑星の空母ポンタヌフのレビュー・感想・評価

猿の惑星(1968年製作の映画)
4.5
新作に向けて旧作マラソン開始。フランチャイズ1作目。

1968年の映画だけあってどのような特殊効果で猿の惑星を表現するのだろうが、思ったよりというかかなりクオリティが高くてビックリした。特に序盤のマンハントのシーンは、編集や撮影にも工夫が為されており迫力のあるシーンに仕上がってる。

猿vs人間という大きな二項対立がありながらも、猿の側でもオランウータン・チンパンジー・ゴリラと猿種とでもいうべきなのか、ともかく種類による差別があることを描写しているのが素晴らしい。

差別と反戦反核を描いた古典的な名作であるが、公開から半世紀以上経った2024年においても最も権威ある映画賞でも差別意識は垣間見れるし核兵器使用の危機に世界は晒されているのがなんとも言えない気持ちになる。