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カジノのucandoitのネタバレレビュー・内容・結末

カジノ(1995年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

この映画、やたらと長いです、覚悟してください。

グッドフェローズ(GF)からそのまま出てきたような破滅型のジョー・ペシ。
彼が出てきた段階でロクな事にはならないw。

こんな調子でGFの二番煎じか、と思わせてどっこいなかなかのエンディングに着地してくれた。
デニーロはユダヤ人のハスラーでイタリア系のマフィアではないんです。

GFのデニーロは気の狂った冷酷なギャングでした(傍流のアイルランド系だったかな)。
ここでは、どちらかというとレイ・リオッタの役回りに近かったかも。
どこか人が良いんです。
デニーロのド派手ファッションは一見の価値ありです。
かっこいい。

さて、この二人に負けない大活躍がシャロン・ストーン。
メチャクチャ目端が利く才女なのに、クズなダメ女を見事に演じました。
自由な女です。
完璧主義かつ潔癖主義のエース(デニーロ)の枠には収まりようがありません。
MVPだと思います(ウェディングドレス似合ってますが、結婚には向かない女)。

そして音楽は「ウルフ・オブ・ウォールストリート」「シャッター・アイランド」と同じザ・バンドのロビー・ロバートソン(彼らのラストワルツのコンサートを映画にしたのがスコセッシですね)。
ストーンズ、アニマルズ、マディーウォーターに加えジャズのスタンダードが心地よいです。

スコセッシ/ デニーロにハズレ無し。
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