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死体解剖記
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『死体解剖記』に投稿された感想・評価

あたかも「シートン動物記」🐱や「ファーブル昆虫記」🐞と似たようなタイトル、「死体解剖記」!🙀。
監督はハマープロで数々のホラー作品を手がけたジョン・ギリング。そして主演はピーター・カッシング😆。配役には名優ドナルド・プレザンス も出演するなど、これはイギリスホラー🇬🇧の隠れた名作に違いない!と高鳴る胸を上下させて鑑賞開始。

墓場から腐りかけの遺体を手下に命じて手際よく運び出すDr. ロバート・ノックスことピーター・カッシング。こりゃ相当な内容、ゾンビ🧟こさえるマッドサイエンティストの怪奇譚と思いきやノックス博士は極めて真面目な医師。どちらかというと死体運びを手伝う常にブチギレウィリアム兄弟の方が怖い😨。そう、本作は19世紀のロンドンで起きた「バークとヘア連続殺人事件」の実話映画化🙈。

バーク&ヘア兄弟二人で17人の殺人を犯し、その被害者の死体を解剖用にエジンバラ医学校のノックス医師へと売っていたという実話の映画化なので、なんとなく真面目。死体メイクなどは不気味だけど解剖とかなくて、最後はカッシングの解剖学を巡る高邁な演説で終わるという顛末😮‍💨。
もっとおどろおどろしい展開を期待していた身からすると、やられた〜😱と言わざるを得ない内容でした😾☠️🎬
LeMasT
4.0
ピーター・カッシングが解剖学者役を演じた本作はノワール色強めのクライムホラー映画。ドナルド・プレザンスも出演してるとは豪華な。

割とマイナーな作品ですがかなり面白かったです。

まあ"死体解剖"とかこのジャケ写といい、マッドサイエンティスト主体の作品かと思いきやそうでもなさそう。

大昔に実際にあった連続殺人事件を基にしているそうで、この学者が扱っている"死体"っていうのは殺人犯達が殺した人間(調達してきた死体)なんですよね。要はコイツらが狂ってるってこと。
【「ノックス博士に さらわれる」】

(1959年・英・94分・モノクロ・日本語字幕のみ・吹替なし)
監督:ジョン・ギリング
原題:THE FRESH AND THE FIENDS

実話ということで調べてみたら、エジンバラで1827年から1828年にかけて起こった「バークとヘア連続殺人事件」が元ネタだった。当時は解剖学が異端とされていた時代で、解剖学の権威ノックス博士は、彼のアカデミーで講義に使う解剖用遺体の入手に頭を痛めていた。
墓荒らしでそれを調達していたのが、バークとヘアである。より新鮮な遺体の方が報酬がよいので、二人は殺人を犯すようになったようだ。
本作の製作年が事件から100年以上が経過しているとはいえ、彼らの名前は実名が使われている。

ノックス博士を演じるのは、ピーター・カッシング。実際の博士に似せているのかは不明だが、カッシングはこの役で左目がいつも閉じていた。
屍体を調達していたバークを演じるのはドナルド・プレザンス。ヘアを演じるのはジョージ・ローズ。
物語としてはテンポよく進み、登場人物それぞれのキャラクターの個性がハッキリしていて分かり易かった。“面白い”と言ってしまうのが憚られるほど、医師あるいは医療の倫理、役割について問題提起された作品だった。
ノックス博士は、自身の「医者として」「教授として」の使命を全うしようとしていたようだ。医学の発展のためには「人体」を知ることが重要と考え、そのためには標本となる人体が必要だった。
彼の助手であるミッチェル博士(ダーモット・ウォルシュ)が、アカデミーに持ち込まれる「遺体」について、その出所が気にならないかと質問した際には、「墓荒らしを私は容認も非難もしない。受け入れるだけだ。」と答えている。ノックス自身は、純粋に医学の進歩のためだと信じ、人体の生の標本として運び込まれた「遺体」そのものに価値を認め、「死体」となった過程には興味がないようだった。彼の信念は、医者や教授仲間からの非難・忠告にも怯む(ひるむ)ことはなかった。

(死亡したばかりの)新鮮な遺体の報酬の高さに味をしめたバークとヘアは、やがて殺人を犯すようになる。最初は身寄りのないよそ者や老人などを狙っていたので発覚は免れていた。なのに二人の犯行が世間の知るところとなったのは何故か?
それは、ノックス博士の教え子であるジャクソン(ジョン・カーニー)の恋人マリー(ビリー・ホワイトロー)が殺され、その遺体が講義用としてアカデミーに運び込まれたからだった。講義前にジャクソンは恋人の遺体を目にして教室を飛び出して行く。
バークとヘアから遺体を買い取っていたノックス博士の名も世間に知られることとなるが、博士はそれでも自身の信念に恥じることはなかった。しかし、町で出会った少女が発した「ノックス博士にさらわれる」という言葉に激しく動揺したのである。「お前は鬼(悪魔?)だ。」と言われたように感じたのだ。自分は医学ためと言いつつ、実際は「野心」のためではなかったのか?
学生たちが去って、教室の壁に向かって講義することを覚悟していたノックスだったが、意外にも彼を出迎えたのは多くの学生たちの拍手だった。そして、この日の講義は「ヒポクラテスの誓い」から始めたのだった。

ノックス博士を演じたピーター・カッシングの演技が、上品で毅然としていて、その口調はいつも冷静で穏やかだった。彼が医学の発展・進歩、学生を導く使命に忠実だっただろうことは信じても良いと思った。ミッチェル博士が医療評議会で行った説得(告発)も効果的ではあったけれど、それも医者としての立場のものであるという印象が強かった。
私たちが現在受けている医療上の恩恵は、過去の献体や治験によるものだと改めて感じた。この「ヒポクラテスの誓い」や、その倫理的精神を現代化・公式化した「ジュネーブ宣言」については是非ともご自分で調べて頂きたいと思う。