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君の涙 ドナウに流れ ハンガリー1956のeigajikouのレビュー・感想・評価

4.0
浜松シネマイーラが浜松東映の時代の自主上映会シネマ・アジアで。
この年の2月にシネマ・アジア事務局代表の田中さんが急逝された。私は会報の制作を少しお手伝いしていた。シネマ・アジアは田中さんが1人で運営されてたのでこの年で終了する。浜松東映の閉館も決まっていたので支配人の榎本さんと田中さんでシネマイーラが始まるはずだった。
浜松東映の閉館が2008年10月でシネマイーラのオープンが2008年12月。
田中さんが生前配給会社にオファーして上映が決まっていた作品が何本かあり、そのうちの1本が本作。
1956年「ハンガリー動乱」のきっかけとなった反体制大規模デモの担い手だった学生たちを描いている。
ソ連軍に鎮圧された悲劇的な結末は今また21世紀の香港の状況や、ロシアのウクライナ軍事侵攻に重なる。
水球の五輪代表選手カルチと女子学生ヴィキが恋に落ちるという若者の恋愛模様がドラマの中心にある。オリンピックに政治を持ち込むななんて寝言な世界。また機会があれば見直したい。
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