豆腐屋さん

JSAの豆腐屋さんのレビュー・感想・評価

JSA(2000年製作の映画)
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韓国に訪れた際DMZ(非武装地帯)を訪問し、その際オススメされた作品

2000年。私が生まれた年に上映されたとは思えないくらい古くない。色褪せない名作ってこのことだろう。
ストーリー展開、撮影方法、画面の暗さ何から何まで新鮮さがあった

南北のスパイものなどは何回か見たことがあるがこの映画では「南北の友情」について描いている。
同じ言葉を話し、1番近いはずなのに1番遠いという残酷な現実を見た
結局は敵

韓国は今やK-POPや韓国ドラマによって世界的にも認知度が高い国となってきたが、DMZは戦争が終わっていないという事実を突きつけるような場所だった。武装した兵隊、望遠鏡から見る北朝鮮の人の生活、南北38度線にお互いと国の国旗を立てて牽制しあっている現状。
地下に穴を掘って侵略を試みた形跡など教科書でしか戦争を学んだことがない私が実際の戦争を目の当たりにした気持ちになった

この映画はそんな南北も同じ人だから仲良くなれると言う希望を込めた映画だと感じた

この映画でも描かれている虚しい現実が変わる日が来ることを願うばかりである