これは良し悪しを決めるのではなく見なくてはならない映画なのでは。
K-pop、ドラマとエンタメで最近知名度の高い韓国だがたった44年前にこんな事件が起こっていたことを
正義を遂行すべき立場の人が人を痛めつけ、虚偽の報道を繰り返し市民を悪民に仕立て上げる
事実が伝わらない恐ろしさとそれに屈することしかできない市民たち
ソウルから来たタクシー運転手とドイツ人記者の2人が目の当たりにする残酷な現実
どの立場の描き方も上手い。
鑑賞しながら怒りと虚しさで涙が止まらなかった
日本とは政治のなり方が似てるようで全く似てないなと再認識
自らの手で勝ち取った民主主義とはこのことだろう。
話の内容はこの前鑑賞したソウルの春の次の話らしくどちらも見せ方、ストーリー性、コメディ要素まで全てが丁度いい
自国の歴史をこのように描けることは韓国が頭ひとつ抜けて上手い
日本もこういう作品作って欲しいな
