サトタカ

シド・アンド・ナンシーのサトタカのレビュー・感想・評価

シド・アンド・ナンシー(1986年製作の映画)
3.0
ゲイリー•オールドマンは大好きな俳優さんだけど、これはちょっと無理があったかなぁ。86年の公開時に六本木だか渋谷で見たと思う。当時28歳のゲイリーに比べ、ピストルズ時代のシドは20歳そこそこ。そして、ゆーてもけっこうなイケメンだったので、違和感があった。逆にナンシーはもともと情報も多くなく、アイメイクなど化粧も濃いのでそういった問題はなかった。
ナンシー•スパンゲンについては、かのジョン•ライドンも大嫌いだったというし、実際ジャンキーのドクズなので擁護のしようがない。
ただシドとともにロック界を、世界を揺るがすようなパンク•ムーブメントのほぼほぼ中心だったことは間違いない。それがほんのわずかな期間だったとしても。
スー•キャットウーマン、スージー•スー、デイヴ•ヴァニアンの方がぱっと見のインパクトは強かった気がするけどね。。。
口から血を流しながら弾くシールドの繋がっていないベース、真っ白なジャケット着てステージから客に向かって銃を撃ちまくる「マイ•ウェイ」(これはソロ時代)のMV、首から下げたダサいシドチェーンなどなどシドも相当なビジュアル残してくれたわね。
パンク初期の、演奏が下手な方が良い、歯がボロボロの方がかっこいい、頭のネジが外れているほどクールという今から考えるとカウンター過ぎる価値観は…最高だと思うんだよねぇ…ダメダメなやつほど持ち上げられるなんて、まさに革命…っ!クズによるクズのための…残念ながらつかのまの夢だったよね。当然だよね🤗
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