このレビューはネタバレを含みます
イサクのお話を聞きながらアレクサンデルが見る白昼夢がとても好き。
「時間にも空間にも縛られず、想像の力は色あせた現実から美しい模様の布を紡ぎ出すのだ」
ラスト、エミリーがヘレナに出演を頼むストリンドベリの戯曲からの引用台詞。
繊細で感じやすいアレクサンデルそのものという感じ。
最後の写真がすごくいい。なぜか時々「山猫」を思い出す。
教主がうなじを触るのがほんと嫌、あれは暴力の前触れっていうか、支配のきっかけだよね。オスカルの葬式でエミリーが触られる場面が特にものすごく嫌。教主死んでくれて良かったと思う。
レナ・オリンさんが出ているとのことで観てみた。エミリーの新しいベビーシッターでした。
メモ
ストリンドベリ
「令嬢ジュリー」原作者
晩年は、ニーチェの影響で象徴主義へ。
ロベルト・シューマン
ピアノ五重奏曲 変ホ長調 Op. 44 第2楽章
行進曲の様式で