ラーチャえだまめ

アナザヘヴンのラーチャえだまめのレビュー・感想・評価

アナザヘヴン(2000年製作の映画)
4.0
『…まあカニ味噌だって鍋に入れりゃ美味いもんな…?』




主題歌LUNA SEA………うわ〜時代だぁ……笑
二日酔いから冷めて急に邦画のオカルティンティン映画が見たくなってネトフリとHuluを漁っていたら見つけた1本。あ、ちなみに私はポカリ派ですどーもどーもラーチャえだまめでございます。

いやーなんでしょう90年代orミレニアム時代って言うの?今こんな映画撮れないよねーな、スクリーン上でタバコ吸うわ「セッ○ス」単語連呼するわアタマぱっかーんした死体にタンシチューならぬ“脳シチュー”とかゲテモノガイド5つ☆確定のいいですねーサイコーですよこういう“脱規制”しまくりの一昔前の日本映画!!こーゆー邦画、今ホントに減ったよね……(ちな平成生まれですハイ)

なんとなく都内の老舗洋食屋さんで美味い洋食を作ってくれそうな江口洋介(ちなみに弟は新幹線がトンネルの脱線事故にあt)いやー壮絶イケてるメンズてか若!!そりゃこんなに顔がイイなら犯罪マニアだろうが女の顔をぶん殴ろうが「頭痛薬は頭痛薬はどこだあああああああ!!!!」と暴走しようが女性にモテまくりの片思いされまくりで本当に裏山……

アタマ硬すぎるにも程がある強面刑事原田芳雄、やけにエロすぎる松雪泰子演じる女医にどうぶつ奇想天外俳優加藤晴彦 、なぜか老けメイクした柄本明などなど……俳優さんも実に豪華、豪華でありつつ、やっていることは「B級SFオカルト」という!?最近やった「来る。」がどツボにハマった私としては、豪華な俳優使って“真面目にオカルトをやる”本作にヒジョーに好感が持てました。

ただしその「B級SFオカルト」ということを意識せずに見てしまうと、警察のやりたい放題劇に結局最後まで明確な正体が判明しない「何か」、てゆーかなんですかそのオチ「正体は○○」て……まるでMナイトシャマランみたいじゃあないですかー!?

「THE 雰囲気映画」ての?物語の結末重視じゃなくて、物語の結末を追うまでの展開に重きを置いた方がいいかもしれません……細かい事は気にしない♥それワカチコワカチ……日本が全力で「オカルト」に向き合った1本。オカルトファンは楽しめるかもしれませんねッ!
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