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コララインとボタンの魔女のmuuのレビュー・感想・評価

コララインとボタンの魔女(2009年製作の映画)
4.0
こんな作品があったんですね!今まで全く知らなかったし観ていなかったのがもったいない!…パッケージをもっと不気味で悪夢のようなテイストにしてくれればいいのに。ナイトメア・ビフォア・クリスマスの監督の作品なだけあって、キャラデザやストップモーションの動きが独特で動きが予測できない、目を離せない面白さでした。ハロウィンが近いこの時期に観てよかった。

ストーリーはそう凝ったものではなく、ちょっと怖い絵本のようなかんじ。やや長いし最後の追い打ちは蛇足のようにも思えたのがちょっぴりおしい。トンネル内や食べ物、魔法が解ける瞬間等とにかく質感が異様で好みでした。あの狂気じみた独特の表現で次から次へとアトラクションのように進んでいくのが楽しい。色々悪夢のようなトラウマ描写がありましたが、個人的には三人の子供のうちの絶叫顔の子ともう一人の父の結末が不気味に感じました。赤髪のおばさんの占いはかなり当たっていたので、もう少し他のキャラより重要な役どころでもよかった気がします。ホラーは苦手だけど好奇心はあるって人にはオススメしたい悪夢レベルの作品。
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