たーぼーん

ロビンソンの庭のたーぼーんのレビュー・感想・評価

ロビンソンの庭(1987年製作の映画)
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何年かぶりに観た。
今観るとバブル頃に大人達が想いを馳せた自然回帰の精神に基づいた映画の様に思えるが、、、、果たしてどうであろうか。
どちらかといえば、自然の植物達を単なる風景ではなく、主体性のある存在として人々と同等に捉える作品の代表作ではないだろうか。

都会の住宅地に不思議と巨大な緑地帯っぽいのがあり、自然そのものに人格があるかの様にそこに集まった人々をはしゃぎ狂わせたり、その後正気に戻したりしながら付き合いの続く奴なのかひとりずつ選別していく。
気の合う仲間達も皆個性が強くずっと近しい存在でいるかはわからない。
そんな不揃いな者達を群棲させるのが監督の世界観で表現欲求の表れなのか。