さりさり

砂の器のさりさりのレビュー・感想・評価

砂の器(1974年製作の映画)
5.0
「砂の器、すごくいいよ!」ってあちこちでオススメしときながら、実はまだレビューしてなかった私。
好きすぎて、うまくレビューが書けないっていうのもありました。
そこで今再び鑑賞し、レビューしようと思ったわけです。

最高です!
本当に素晴らしい!
こんなに感動する邦画は他にはありません! (洋画はあります。笑)
間違いなくこれは私の中の邦画ベスト1です!!!

松本清張の小説が好きで、過去にたくさん読みました。
映画化、ドラマ化された作品は数多くありますが、どれも原作を越えていなかった。
でも、この「砂の器」は間違いなく原作を越えました!
原作を越えたのは「砂の器」だけ!
私は強くそう思います!

まず、脚本が素晴らしい。
わかりやすく、スッと引き込まれ、全く退屈させません。
原作とは若干違う部分がありますが、でもむしろ、この方が私は好き。
この方が私は泣ける。
激しく心打ち砕かれ、ラストは放心状態です。

さらに、出演者が素晴らしい。
原作を読みながら想像していた人物像に、全てドンピシャリ。
初見の時「物語の要となる被害者を演じるのは一体誰だろう?」とドキドキしながら観ていた私。
後半、いきなり画面に登場した彼の姿に「うお~!この人だったかー!最高すぎるー!」と鳥肌立ちまくり。

そして、音楽が素晴らしい。
哀しく激しく美しい音楽に心が震える。
音楽と映像が一体化した怒涛のラスト40分。
泣く。
もう泣く。
誰がなんと言っても泣く。
これは泣かずにはいられない。

とにかく大好きな作品。
私の中でこれを越える邦画はもう出て来ないかも!
いや、でも、出て来て欲しいけど!
だって心から感動する映画、もっともっと観たいもの!!!

あー、久々に興奮しました。
すみません。笑
さりさり

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