キャスティングがすごい。
お話は思った以上にシリアスというか、単純明快なヒューマンドラマでは終わらない感じ。
一家の主としての責務を果たすため、息子の恋どうしても認めることができない父。
そんな父を敬っているからこそ、離れていくしかなかった息子。
二人の関係は簡単に愛と呼べるものではないけれど、とっても美しいと思った。
美しいといえば、嫁が姑の足に触れるところ。気づかれないよう、そっと。
なんて慎ましやかな畏敬の念の示し方なんだろうと感銘を覚えた。インド文化素敵だなぁ…。
物語の筋はとても繊細に紡がれているけれど、そこはインド映画、明るいダンスナンバルに心の緊張もほぐれて3時間半も苦じゃなかった。
個人的にツッコミどころは、ロンドンでの居住地があまりにあっさり見つかってしまうところ。笑
あとカリーナカプール、若干コメディエンヌなセクシーっぷりが良かった!
リティクはほんとにダンサーだねー。