このレビューはネタバレを含みます
探すこと 歩み寄ること の苦しさと辛さ、そして愛おしさを教えてくれる作品
心血を注いで探し求め、自身の追い求めるモノを見つけても、それはごく僅かで後には何も残らず、しかしきっと側で同じ様に生き、また同じことを感じて支えてくれる人が必ずいるはずだという暖かく切なく、優しい物語
6回の留守番電話を祖父に聞かせる際に、その時自分がいかに何事もなく過ごし、何も知らず生きていた事を見せられる表現が実に辛い。
''1日はお試し期間だ''という言葉は、まずやってみるという探す事への第一歩としてとても心に残った。