赤い果実さんの映画レビュー・感想・評価

赤い果実

赤い果実

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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

映画に居場所(夢)をもらった少年が、たった一人の為に全身全霊で夢を届ける物語

世の中を上手く生きられず、何処かにわだかまりを抱えている人間の立場に立った作品

キャラクターの事情を深く表現して同情を
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とつくにの少女(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

※原作既読
触れることにより魂に伝染する呪いを先生と少女が受け止めていく物語

呪われたものが強い迫害を受けている印象と『先生が自分の持っている呪いは危ないんだ!』という意識の表現が薄かった為、『その
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ジョン・ウィックが大罪を犯し行き先に迷い、多くの友人を失う中で、復讐を決意するまでの物語

2まではCQC+ハンドガンでの立ち回りが特に魅力的な作品だったが、今回は乗り物、武器、格闘技のバリエーション
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レオン(1994年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

愛を与えられなかったマチルダと人を愛せなくなったレオンの復讐と愛の物語

色々な出来事が起こったり、殺し屋が殺しに揺れたりする訳ではなく、互いが人として自然に大切になっていく作品。血の繋がっていない親
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

あらゆる勲章と相棒との責任を抱えたマーヴェリックが先を指し示す親(教官)となる物語

全体を通して構成が分かりやすく、見応えによる満足感がある。
戦闘機とマーヴェリックの演出がとてもカッコよく、愛と友
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ウォーリー(2008年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ウォーリーとイヴの指令で、ゴミで溢れた地球に再び生命を取り戻す物語

地球がゴミの山になる、宇宙で生きることに慣れすぎた人類が人間の営みを忘れるなど、起こっている事はネガティブな状況が多いが、作品全体
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とある飛空士への追憶(2011年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

生まれの差別を受ける天才飛空士が、護衛として一国の王女を送り届けるまでの物語

キャラクターにやや声が張り付いている印象を受ける。

飛空挺やプロペラ、空の演出にジブリを思わせる表現が随所にあり見応え
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ジャコメッティ 最後の肖像(2017年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

※スコアをつけられない。
教授にお勧めされ視聴

アルベルト・ジャコメッティが一枚の肖像画を描く物語。

自身の作るモノに常に満足がいかない。描いては悶え苦しみ、描くのをやめ、また描く。それらを消して
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ブルーに生まれついて(2015年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

才能を持ちながら、麻薬から逃れられないトランペット奏者の努力と愚かさの物語

映像全体が常にやや飽和した(やや白んだ)状態にあり、クリアでなくどこか夢心地の画面であることが多い。

麻薬を断ち、努力や
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her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

※恐らく強い愛の感情を知った後でしか共感できない内容

離婚に深く沈み決心がつかないセオドアの心を、進化し続ける人間のようなOSが寄り添う愛の物語

肉体を持つが故の物理的な限界から、人は一人しか深く
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

※映画館で視聴

映像表現としては映画というより、ドラマに近い印象を受ける。
人物の手元や近くの物を写して何かの暗喩をしたり、背中を長めに写したりなどといった映画的な視覚的な表現がかなり少なく、語りや
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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

探すこと 歩み寄ること の苦しさと辛さ、そして愛おしさを教えてくれる作品

心血を注いで探し求め、自身の追い求めるモノを見つけても、それはごく僅かで後には何も残らず、しかしきっと側で同じ様に生き、また
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ガタカ(1997年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

人の幸福な人生とは何か、遺伝子的に優れている人間のみが幸福を享受できるのかを問う物語

自分の努力や意志の届かぬ『運命』は本来操作できないが、抗うことはでき、人としての幸福とはきっとそういう有利、不利
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老人Z(1991年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

自己発展型人工知能介護ロボットで、老人たちが好き放題暴れまわる物語

最近になってchatGTPなどの自己発展型のAIが出たばかりであるが、1991年にそれらの更に先取りをした作品。

人工知能の作品
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カーゴ(2013年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

感染病にかかってしまった父が残された時間で我が子の命を繋ぐ物語

父を撃った集団の一人が、僅かな違和感をなぞる様に触れているシーンはとても心にくる。

子のために全身全霊をかける姿がとても美しい。

グッバイ、ドン・グリーズ!(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ロウマとトトの運命を変える、ドロップとの出会いと別れの物語。

寄り道や失敗、真っ直ぐに進まない人生を肯定してくれる作品。

見下ろすことや、広大なものに対して自分たちがいかにちっぽけであるかという話
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

同性愛との葛藤の中で、パフォーマーとして生きたフレディ・マーキュリーとQueenの実話を元にした作品。

Love Letter(1995年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

婚約者であった彼の過去を、彼と同名だった女性を通して受け取る物語。

主人公と、藤井(女性)が同じ顔立ちをしているので、最初二人がやり取りをしているという構図に見えないが、届かないはずの手紙が返ってき
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万引き家族(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

かなり歪んだカタチで寄り添って過ごす人の在り方の物語

トウモロコシを茹でたり、音だけで花火を聴いたりすることはとても等身大の家族の在り方として共感できると感じた。
血の繋がりはなく、暮らしは貧乏。万
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アリスとテレスのまぼろし工場(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

工場が作り出した幻の世界の物語

全体として人間の感情の変化がはやく、また痛みや恋愛、夢などの情報が多く、一番に伝えたいことがわからなくなる印象。
絵描きの夢に関しての話や、この世界が幻だ。という言葉
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夏へのトンネル、さよならの出口(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

外と時の流れの違うトンネルから、自分の足で出口へ向かう物語

線対象の効果がよく見られ、分かりやすい視覚表現や演出が散りばめられているが、それらが意味するモノはほとんど語られない為、納得できる事がやや
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

行くはずだった学校へ行くことの出来ない子供たち。似た境遇にいた彼らに与えられたのは限られた安息の地だった。
これは一人の学校に行きたかった少年少女の背中をそっと押してくれる物語

セリフが少しだけ多く
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僕が愛したすべての君へ(2022年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

選択によって変わる未来それぞれの世界(並行世界)で、それでも尚同じ人を愛する物語

話自体は難しくないのだが、今が誰で、どの時間なのかがとても分かりづらい。性格や容姿がやや違うようだったが、特徴の表現
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

命令を受けた二人の兵士が、限られた時間の中、命をかけて最前線に伝令を届ける物語

戦時区域後方から、最前線という途方もない距離を1カットも行わずにシーンが進む為、当事者の一人の様な体験ができる。また露
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

過去の悲劇に囚われた少年が、強い覚悟と意志を持つまでの物語

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