pikake

ものすごくうるさくて、ありえないほど近いのpikakeのレビュー・感想・評価

3.8
アスペルガー症候群の少年。
少年の狭い世界「僕だけのパパ、理解してくれるのはパパだけ」そんな風に感じ取れた。
最愛の父を亡くし、その悲しみから抜け出せず、母に対し「ママならよかったのに…あのビルにいたのが」と放たれた言葉は母にしたらもう刃でしかない。辛すぎた。
父の残した物探しをする上で、出会う人々、苦手なことの克服、そして気付いてなかった母の愛の深さ大きさ。
少年の世界が広がり成長した様は最後のシーンに凝縮されている。
難しい役どころで、あの長文を早口で放ち、大御所俳優を食っている存在感はすごい。
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