成田007

フックの成田007のレビュー・感想・評価

フック(1991年製作の映画)
3.5
大人になってしまったピーター・パン。子供心を失い、仕事が中心になってしまった彼、家族とも喧嘩ばかり。そんな時に、子供たちがフック船長に触られる。ティンカー・ベルと共にネバーランドに子供たちを救いに行くが、ピーター・パンは飛べなくなっていた。

ファンタジーな世界観にロビン・ウィリアムズの表情豊かな演技に魅了される今作。

大人になるのは子供の時のように楽しいことが減り、悲しいことが増えていく。けど、それ以上に子供の時には味わえない幸せが増えていく。家族が増え、時間を共有することは大人にしか味わえない。大人になったピーター・パンだが、子供心と大人の心を両方持ち合わせている。

子役たちがたくさん登場し、大活躍は今作の見せ場。ピーター・パンの娘マギーは叫んだり、泣いたり、笑ったり可愛いです。ジュリア・ロバーツがティンカー・ベルを演じているのも是非見て欲しい部分です。ダスティン・ホフマン演じるフック船長は渾身の演技、とことん悪者です。

どこか懐かしさも感じさせるファンタジーアドベンチャー、いい映画です。
成田007

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