hoka

オール・ザ・キングスメンのhokaのレビュー・感想・評価

オール・ザ・キングスメン(1949年製作の映画)
3.2
まずこの映画でわかるのは、女性は権力者に弱いという事だ。
権力者の何に執着するのかわからないが、DNAのなせる技だろう。
其れには抗えまい。
権力者でない私はクソ羨ましい。

崇高な使命と理想を胸に全うしようとすると、手段は崇高で無くなる。
その手段はやがて保身の為に使う様になり、一掃しようとした悪そのものになる。
善行と悪行は表裏一体でどちらにでも成り得るが、悪には容易に取込まれる。
政治は人間が行う限り、その性質は変えられまい。
時代が変わっても変わらない人間の本質をまざまざと見せ付けられるようで、酷くペシミスティックな気分にさせられる。
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