緑

オール・ザ・キングスメンの緑のネタバレレビュー・内容・結末

オール・ザ・キングスメン(1949年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

政治家を志した中年男性が
落選を経てカネとヒトの使い方を
学習して当選し、
再選前に撃たれて死ぬ話。

清い心で政治家を志すも
正確を期す演説では衆愚の心を掴めず、
禁酒を破って酔っての演説で覚醒。
勢いと強い言葉がメイン。
名前の連呼がないことに
今の日本の選挙運動よりずっとマシに
思えてしまった。

州知事当選後は人心掌握と
カネにものを言わせて
箱物建てまくり。
人の心を踏み躙るやり方に
養子である息子も傷ついていく。
人々が幸せになるなら
どんなやり方での政治でも構わないと
個人的には思っているが、
人死にはもちろん傷つけるのもダメよ……。

新聞記者である主人公の彼女が、
遠恋に対応できるいい女から
権力者特有の魅力にあてられて
不倫関係となって主人公を裏切るわ、
権力者のスキャンダルの際には
私を好きだったならどうにかしろと
主人公に迫るわの下衆な女に変貌。
嫉妬を隠さぬ権力者秘書も怖い。
まともな女性はは元教師である
権力者の妻のみだった。
緑