【映像技術の賜物】
※遂に、時代がこの作品を"最適な状態"で、鑑賞出来る時代になりました。映像と特殊効果の最先端を身にまとった本作を、人生初の4DXで鑑賞致しました。
サングラスに…黒いスーツ…武術に…バーチャル世界…。人々は本作を最初に観たとき、映画の"可能性"を目にし、しっかりと眼に焼き付いて離さなかっただろう。
[AI(人工知能)]に地上世界を滅ぼされた人類が、地下に生活の場を移し、バーチャルを駆使して、ウイルスに立ち向かう…。これだけでは、一般的なSFアドベンチャーの内容になってしまうが、そこに、"アジアの武術"に超が付くほどの"映像技術"を取り揃えることで、観客を未知の世界に引き込んでいく。
まるで、近い将来にこの4DXやら映画館に人々が驚愕する鑑賞技術が登場するのを予見しているような…。
少なくとも、その"映画館業界への期待"も込めて、作られたに違いないだろう。その思いを想像すればするほど、私はこの作品がより好きになったし、監督であるウォシャウスキー姉妹には、感謝の意を伝えたい。
この上映で、それが"形"になってくれたのであります……。
