映像の色やコントラスト画角がむっちゃ良かった。これが後のあの映画のオマージュになったシーンなのかな、っていうのが幾つかあった。精神科医の診察のシーンは万引き家族の逮捕後のシーン、とか。
吉田と伊藤が電車降りて線路を歩きながら、電車がいなくなって目の前に海が広がるシーン、その後のみかん畑を駆け抜けるシーンは映像が凄すぎた。あと相原の水飲み場のシーンの画角構成もハッとした。
伊藤がワンピースを着て夜の浜辺で佇む設定、よく思いついたなあ…。
あと波の音と声の音のバランスがリアル。波打ち際って結構声聴こえにくいのよね。
いろいろ現代では通用しない設定や、やや過激な表現もあったが、芸術作品として僕は好みだった。