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渚のシンドバッドのkoheiのレビュー・感想・評価

渚のシンドバッド(1995年製作の映画)
3.8
悲しみを背負った孤独な天使たちが、物語が進むにつれて次第に同化していく感覚が堪らない。「人は分かりあえる」ということをこの映画も描いている。同監督の『ハッシュ!』と共通しているのは、三角関係が三角関係のままであり続け、「2つ」に規定されていかないこと。「男」と「女」ではなく。多様性が認められつつあるこの時代。ワケありな「3人」を描いたこの映画は20年経った今だからこそ響くものがある。
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