姫様の目ヂカラにやられます。
小学生の時に怒られた担任の先生を思い出しました。
娯楽作としての要素のためとはいえ、女性キャラクターをあの位置に持ってきたのは、当時としては画期的だったのではないでしょうか。
後の女性ヒーローモノの原型を観た感じです。
主要なキャストが少ないだけに、他の黒澤監督時代劇と比べて、それぞれのキャラクターがより際立っています。
三船敏郎の存在感、無双っぷりもより圧倒的です。
出演俳優や、敵陣の佇まい、泉の風景など既視感がありますが、隠し砦の周りの岩肌の白さが、モノクロ作品の白さがより際立つという特徴をよく表現しています。砦の隠れ家としての特別感を引き立たせていますね。