ゴリアテの憂鬱

囚われの女のゴリアテの憂鬱のレビュー・感想・評価

囚われの女(2000年製作の映画)
4.4
恋人が(同性と)浮気してるんじゃないかという強迫観念に取り憑かれた主人公の話。

Filmarksのジャケットはなぜにこんなダサいやつなのでしょう。

マルセル・プルーストの小説を映画化していますが、アケルマン監督の歪んだ男性像というものがありありと表れていました。

映像は、ブレッソンのような西洋絵画的美学を感じるショットもあれば、ゴダールのような少し茶目っ気のある洒落たショットもあり、さすが『ジャンヌ・ディエルマン』だけではないのだなと感心いたしました。

ラストの長回しも、また素晴らしい。