ゴン吉

ショーシャンクの空にのゴン吉のレビュー・感想・評価

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)
4.9
無実の罪で投獄された銀行副頭取と老囚人の刑務所を舞台にしたヒューマンドラマ。
原作はスティーブン・キングの小説。
ティム・ロビンスが主演、モーガン・フリーマン、ボブ・ガントン、ジェームズ・ホイットモア、 ウィリアム・サドラーらが共演。

銀行副頭取アンディ(ティム・ロビンス)は、妻とその愛人のゴルファーの殺害容疑で、冤罪にもかかわらず2つの終身刑の判決を受ける。
1947年、アンディはショーシャンク刑務所に収監されるが、そこで古老の調達屋の囚人レッド(モーガン・フリーマン)と仲良くなる。
アンディはレッドに石細工するためにロック・ハンマーの入手を依頼する。
やがてアンディは刑務所所長(ボブ・ガントン)をはじめとする多くの所員に、金融や税金対策法をアドバイスし、優遇されるようになる。
そんな折、囚人仲間で50年間収監されたブルックス(ジェームズ・ホイットモア)が収容病になる。
「この塀は魔物だ 初めは憎く 次に慣れる そのうち依存するようになる」
ブルックは仮出所するも首つり自殺をしてしまう。
一方で、アンディは6年間も州議会に陳情書を出し続け、250ドルの図書購入費を認められる。
”フィガロの結婚”のレコードを所内に流し、つかの間ではあるがすべての囚人が自由を味わった。
アンディは、メキシコの太平洋岸の町シウアタネホで小さなホテルを開くことが夢であることをレッドに打ち明ける。

「チェス盤を用意して待っている 希望は大切だ」
「生に励むか 死に励むか その通りだ」(NHK版)

「君が来るのを待っている チェス盤を用意して 覚えてるね 希望は良いものだよ」 
「頑張って生きるか 頑張って死ぬか その通りだ」(テレ東版)

果たしてアンディの夢は叶うのか?

人間の尊厳と本質を描いた秀作です。
希望を捨てずにコツコツと努力を続けることの大切さ。
皆さんは冤罪で捕まった時、アンディになれますか?
いつアンディのように冤罪で捕まるかもしれないのが現実です。
色々な意味で見応えのある作品で楽しめた。

2024.3 テレ東で鑑賞(シネマクラッシュ・吹替:宇津木道子 訳)
2020.11 NHK BSで鑑賞(BSプレミアム・字幕)
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