このレビューはネタバレを含みます
名作と聞いていたので、いつか観ようと思っていたら時間が経ってしまった。中盤まで、刑務所の酷い世界が描かれていて、ちょっと辛い。
主人公が実際に罪を犯したのか、明確でないままに物語は進むが、冤罪ならば何故もっと主張しないのか、と思って観ていた。
ただ、そういう時代ではないという背景も理解できます。
それにしても刑務所はブラックボックスだから、囚人に対する扱いは恣意的に描かれている。国や時代にもよるでしょうが酷いもんだ。
モーガンフリーマンが、『長い間、塀の中にいると出るのが怖くなる』という話は、現代だと『社畜』かも？
一方で、主人公が着々と『希望』に向かって準備している。そのシーンが描かれないのが良い。しかも私服を肥やす所長に対しても、復讐をする準備までしている。
『痛快脱獄映画』として描く事も出来るでしょうけど、この映画のテーマはそれではない。
希望や生き抜く強さだと思う。
時代や国が異なっても、必要なのは希望‼️
それを自分で持てるかどうかで、その後が決まるという事‼️
