Kazuchan

虹をつかむ男のKazuchanのレビュー・感想・評価

虹をつかむ男(1996年製作の映画)
3.8
完全なる備忘録です🙇‍♀️

想いの強い方もいらっしゃると思うので、お好きな方はお控えください🙇‍♀️






僕には、ネガとポジの2つの感情が流れた作品でした。
まずネガから。

山田洋次監督🎥か…古りぃ〜なぁ〜爺ちゃん。。

ごめんなさい🙇‍♀️
正直!そうよぎり、それ一点
例えば、はじめの吉岡さんが、電車に乗っていて
女子高生がルーズソックスを…この時点で、わざわざ今のトレンド(恐らく当時)を入れ込んで来るあたりが、逆に!僕は抵抗感を持ちました。

ポジは、
映画愛🎞に詰まっている事。
コレ、一般の人は知らないけれど、Filmarksなんか付けてる人達で「キライ」な人は居ないんじゃ〜ないかしら?☺️
冒頭の「ニューシネマパラダイス」からして…
淀川長治さんが「今日はバックトゥザ・フューチャー!初めての登場です。面白いですよ〜」なんて📺から話している😆

ネガとポジ両方の気持ちが入り混じる。
映画は、作り手🎥
映画は、かけ手📽
この2つ揃って、
この両方が‼️LOVEを込めて❤️…

その通り❗️
そう思う反面。
そのスタイルにこだわっている事自体が時代錯誤なんだろう。。と、自分も含めて思えてしまう。

私事を遺すと、
子供の頃、1人でドキドキして💓映画館へ行った。ある時、汚ねえ爺ちゃんが上映前に話しかけてキタ。

「ボウズ、映画、好きか?」

頷いた僕を映写室に連れて行ってくれた。
子供の頃、ネットも無かったし、映画がどうやって上映されるか?なんて知る術がなかったから…興奮した❣️
あの小さい窓からスクリーンを、客席を見下ろした時、世界を支配したら気分にすらなった…

スーツ着て、転職して、一時期だけだけど映画館で働いていた。
🎞と、📽に触れた。
どうやって、届いて、繋いで、かけて、上映するか?…かなり厳しく教わった。。何作かだけだけど、かけた…

自分は、↑は辞めたけど、
上京後、仲良くなった人がとある映画館の映写技師で、その街に訪れる度に裏口から会いに行った。あの薄暗い空間で良く色んなお話をした。。試写会でなくとも、初日の前に自分で彼は試写をしていて手伝いもした。。


今となっては全て!思い出話。


映画は🎞ではなくなった。
この映画でも田中邦衛さん演じる映写技師が口にする「写真」
其れが「映画」だったわけだけど、もう!映画は写真ではない。。
アレ、そーとー難しいし、重い‼️重労働📽🎞💦💦
でも、今は📀をポンッ



悲しかった。。
自分が子供の頃から💓したメディアはほぼ失われつつある。。
この映画の中で、オデオン座の客席に雨漏りするカットがある。。
堪らなかった💓

映画館って、薄暗くて少し気持ち悪いモノ
働いている人も爺ちゃん婆ちゃんのイメージが強かった。。座席だって硬くて、前の人の頭が邪魔だったりする。。決して!居心地が良い空間では僕には無かったんだ。。

そんな事をこの映画を見ていて思い出す。

シネコンが出始めて、
誰しも‼️がこぞって、快適な空間へ行く姿に不安を覚えていた。。誰しも、僕みたいな変態以外は(同じ感覚の方ごめんなさい🙇‍♀️😁😉)こんな汚い映画館や、2日でボロボロになってしまう🎞なんかに固執しない筈だ。

悪い予感は的中🎯した。

どんどんと岡山の思い出の映画館は駐車場にとって変わった。。東京の映画館ですら。。

そんな感情を思い出させられてしまった。
そんな気持ちこそが「ノスタルジー」でしかない。。自分、含めて古臭い‼️
そう思えてしまうからこそ、なんだか否定も肯定も出来なく成る。
「良い思い出」
「かつてあった」
そう終わった事にまだ自分が片付けられていない 映画 がそこにあった。。

だから途中まではとても良い☺️
と、
思っていたのだけど、、
少し、長いな〜と感じてしまったのと、
最後の最後に自身の🎞ですか…

う〜ん お洒落とは言えない。。
(でも、今作を求めるお客さんにとっては、恐らく正解🙆‍♀️なのだろうとも思う)

若輩者としては、そう感じてしまった。
なんだか自分にとっては不思議な1本になりました😁




僕の親よりも上かも?な、
映画関係の方が仰っていた一言が強烈❗️でした。

「映画は進歩を続けてきたメディアだから」

でも、そんな事を教えてくれた方が誰よりも!「かつて」を心の中で…😢
僕にはそう思えました。
人って、
映画って、
凄いな…想いに溢れている。。
Kazuchan

Kazuchan