Keiseihhh

キートンの大列車追跡/キートン将軍/キートンの大列車強盗のKeiseihhhのレビュー・感想・評価

3.7
チャップリンと同時代人であるコメディアン、バスター・キートンの作品で僕が唯一ちゃんと最後まで観た映画。彼のロマンティシズムと、目的の為にどんな奇跡をも起こすというスタンスの象徴であるかのようなシーンの連続。そりゃあ今の笑いのセンス、コメディセンスに慣れた人には物足りない、あるいは通じないものもあるでしょう。だがしかし「笑わないコメディアン」とも呼ばれた彼の描く世界像、暴走するスタイリッシュな無垢さというイメージはやはり一見の価値あり。後のライムライトにおけるチャップリンとの共演に、より痺れより一層楽しむ為には知っておいて損はない映画。今は引退した上岡龍太郎さんが「僕はチャップリンは評価せんねん。バスター・キートンの方が遥かにええ」と言っていたのも思い出す。ある意味嫌われ者を自称していた彼らしいキートン評。ちなみに僕がビーレビューに投稿した「カンポ・フォーエバー」という詩のモデルは彼。もう一人の喜劇王に敬意を評してポイントは3.7。おめでとう、キートン🎉そして永遠に。
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