まーしー

イレイザーのまーしーのネタバレレビュー・内容・結末

イレイザー(1996年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

色々と立て込んでおり、1週間遅れのレビューアップ。
今回は、シュワちゃん作品の中でも個人的には上位の作品。何度観ても楽しめる。

本作のシュワちゃんが演じるのは政府の特別情報局員。事件の証人の過去を消去(イレイス)して新しい人間に生まれ変えるという、証人保護を任務とする。
このシュワちゃんがカッコいい。自分を一番だと思うだけの実力の持ち主。

本作で主に描かれているのは、勤務先の軍事会社の陰謀を証言しようとした女性の保護。
証人の自宅、飛行機、動物園、港湾と舞台を変えて、次から次へと繰り出されるド派手なアクションは、観ていて全く飽きない。
また、軍事会社が開発した電磁銃の破壊力もすごい。

敵地にあっさり侵入できたりシュワちゃんには銃弾が当たらなかったりと、ご都合主義な展開は否めない。
しかし、ストーリーがシンプルなため、そういう展開も気にならない。まさに深く考えずに鑑賞できる極上エンタメ作品。

爆弾を仕掛けられた車から密かに脱出し、黒幕の乗った車を貨物列車と衝突させるラストは、なかなか痛快。完全なる勧善懲悪の内容に、観ていて思わず笑みがこぼれるほど。
法廷の証人を守る仕事をしながら、懲らしめ方が法廷でない点はツッコミたくなるが…。

以上のように、シュワちゃんというブランドや豪快なアクション、軽いタッチのコメディ、痛快なエンタメ要素がぎゅっと詰まった魅力たっぷりの作品。
脂の乗っている頃のシュワちゃんを堪能できるので、ご覧になられていない方はぜひ。