このレビューはネタバレを含みます
先日、DVDにて鑑賞。
タルコフスキーの作品はどの映画を見ても自然描写が美しい。
それは単に映像が良いだけではなく、サウンドデザインも優れているのだと思う。
風や波、遠くで聞こえる牛飼いの歌。
どれもが心地よくて眠ってしまいそうになる。というか何回か寝た。
難解と言われるストーリーだが、なんだか既視感を覚えてしまうシーンが幾つかある。
喉の手術をした息子、家の前に植えられる松、揺れる自宅などのシーンを見て日本人は震災をイメージしてしまうだろう。
ラストシーンは今の日本が選ばなければいけない未来への暗示にも感じる。