りえあおき

ソーシャル・ネットワークのりえあおきのレビュー・感想・評価

ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)
3.4
前に見たとき まったくピンとこなかったので、久しぶりに見直す。前より面白く観られた。

以前はSNSが何なのか理解しないで撮ってるらしいフィンチャーって…と思ってた。でも今回観たらそれは関係ないんだなと。

ファイトクラブでやってた事を別の形でやってるのだろうなと。ファイトクラブのテロ計画の詳細がそれほど重要でないのと同じように、SNSの詳細はフィンチャーにとっては重要じゃないのだろう。

ファイトクラブでは資本主義の枠の中で、ある男の中にある理性と本能、頭と身体の主導権争い。

ソーシャルネットワークでは設定が少し移り変わって、新自由主義の枠の中で。人間関係が有名無実化していく樣と、男達の主導権争いを軸に。

冒頭で エリカから"大学クラブ強迫症じゃないの?"と指摘されてるように『クラブに属するか属さないか』が、この映画におけるマークのこだわりだと示される。映画のオープニングってやっぱり大事だな。。

ファイトクラブが好きだから、紐づけて観れば楽しめるけど、それを抜きにしたら 私には思い入れを持てない映画かも

ジェシーアイゼンバーグが好きなので その点では見どころが多かった。上手い人だなー