床ずれ

一人息子の床ずれのレビュー・感想・評価

一人息子(1936年製作の映画)
4.5
「ねえ、これがトーキーって言うんですよ」
小津安二郎初のトーキー映画。小津の場合は映像に音が付いてきたのではなく、映像から音が解放されて自由になったかのよう。オフの声の入り方が冴え渡っている。音と映像が離散的に操作されて、それぞれが自立したイメージを形作る。これぞ純粋に光学的音声的状況か。
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