このレビューはネタバレを含みます
この作品、
イギリスの女流小説家ジェイン・オースティンの『分別と多感』が原作。
実は、
この『いつか晴れた日に』にも出演しているヒュー・グラントの主演作品『Re:LIFE』を観てたら、
ジェイン・オースティンとか、
『分別と多感』とか、
エリナーとマリアンヌの話題が出てきて、
興味を持って調べてみたら、
今年はジェイン・オースティン生誕250年とかで、詳しく書かれていて…
この映画『いつか晴れた日に』に辿り着いた。
長男だけが家督を相続する時代。
女性は、持参金なしでも素敵な相手に見初められ…永遠の愛を得て結婚出来るのだろうか?
用心深く保守的で理知的なエリナー。気まぐれで衝動的で不合理な時もあるマリアンヌ。二人は相反する性格だが、二人ともこの時代の純情な娘達には違いなく、
とどのつまり永遠の愛という結婚を望んでいるだけ。
恋する、二人それぞれの心の揺れ動く様が見て取れて…
一緒に切なくなったり、
一緒に苦しんだり…
そしてどん底を味わい、
悲しみを乗り越えた、その先の出来事に私も涙腺が崩壊してしまった。