映画男

ロンゲスト・ヤードの映画男のレビュー・感想・評価

ロンゲスト・ヤード(1974年製作の映画)
4.5
爆裂におもしろかった。蓮見氏も指摘している通り、「攻撃」「特攻大作戦」といったアルドリッチ過去作品を想起させる、既視感のあるシチュエーションや配役はたくさんある。(そして本作もまた、その後のカリフォルニアドールズに通じている)それ故アルドリッチ作品の中では至高のベストと呼び難いが、少なくとも当時のアメリカ映画の中では群を抜いた傑作という評価には、小生まだまだ映画を観てきたとは自負できないものの激しく頷ける。なんというか、かけがえのない映画を観れた多幸感が半端ない。理論的な評価は蓮見氏に頼るとして、とにかく、おれは感覚的に痺れた。しかし同年公開の「青春の蹉跌」でもアメフトシーンのラストでスローモーションが使われているが、本作からいただいたのか、はたまた偶然なのか。
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