イスケ

天使にラブ・ソングを…のイスケのネタバレレビュー・内容・結末

天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

最高としか言えん!
全員が癒しの存在って、尊いなぁ。

補聴器付けてピアノを伴奏してるシスター・アルマとか可愛すぎ。
時々補聴器外して気を抜いてたり、途中で伴奏やめてたりw、かと思えば地味に高度なことしてたりww

シスター・メアリー・ラザラスの
「反乱が起きたってわけね」も好き。


話は随分飛ぶけれど、
「リトル・ミス・サンシャイン」のダンスシーンを観ていた時に、ダンスそのものが良かったのは当然として、観客席で周りを気にしてる家族たちの表情とかたまらなく好きだったんですよね。

それと同じような感じで、
絶妙にヘタクソな聖歌隊の歌唱に直面してる修道院長をはじめとしたみんなの表情が、カメラのテンポの良さも相まって、いちいち面白い。
子供の頃はそこにあまり注目してなかったけど、今見ると皆さん顔芸が細かいすねw


デロリスの教え方もいいんだ。
彼女は自分のやり方で自由でいようとはするんだけど、その反面、相手のレベルやフィールドに合わせて教えていて、実は相手の価値観を汲み取ることができる人なんだよなと思った。


デロリスが修道院を出ることになった後の修道院長とデロリスの会話も良かった。

デロリスは、伝統を重んじてきた修道院長がここを去ろうとする局面に立ち会って、初めて彼女が古くから守ってきた価値観を芯から理解したんだと思う。
一方で、修道院長も多数決の結果に面食らい、自分が古い価値観に凝り固まってることを知ったんだろう。

やはり新旧が交わることは大切だね。
そして、歌と踊りは最高や。
イスケ

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