いま見るとかなり大味なアクション映画ですが、面白かったです。
イーストウッド、レネ・ルッソ、マルコヴィッチの3人が出演しているので、役者の魅力で、かなり格上の映画になってる印象。特にイーストウッド対マルコヴィッチの構図は結構新鮮で、マルコヴィッチの良いところであり悪いところでもある「主役を喰っちゃう悪役」の雰囲気は、相手がいかんせんイーストウッドなのでマイルドになってました。そこが良かったですね。どっちのシーンも楽しいので。
イーストウッドがレネ・ルッソに夢中で捜査が進展しなかったり、逆探知がうまくいかない件が繰り返されたりと、若干の間延び感により退屈するシーンがありましたが、中盤の悪過ぎるマルコヴィッチも楽しかったし、ラストの盛り上がりにも相当ハラハラドキドキしたりと、総じて見て損のない映画となっておりました。