面白かった！今観ると古臭さは否めないけど、観てるうちに90年代の映画だってことを忘れるくらい良かった。これリアルタイムで観てたら間違いなく4点以上あげたいやつ。マーティン・ローレンスの魅力全開な映画でした。
1700万ドルのダイヤを盗んだ泥棒が、逮捕寸前に建設中のビルにブツを隠したら、釈放後にそのビルが警察の建物になってしまい、ブツを回収するために刑事のフリして潜り込んだら、犯罪者の行動原理がわかるもんだから次々と事件を解決してしまい、同僚から称賛されちゃうのはいいんだけど、さあダイヤはどうしようっていうコメディ。
M・ローレンスが、正体がバレそうになっても、口のうまさや頭の回転の速さで乗り切っちゃう展開がいちいち楽しい。90年代映画的なご都合主義やツッコミどころは満載なんだけど、警察の同僚もみんないいやつで、なんとなく怪しいのは分かってても優秀だから見逃すみたいなノリもいい。
本人はあくまでダイヤを取り戻すために行動してるのに、それが事件解決に結びついちゃうとこも、コントみたいで笑えた。
そして最後のオチは胸熱。絶対あり得ない展開だけど、M・ローレンスの魅力で許せちゃった。この人、もっと大スターになってもよかったんじゃって思う（米国では大スターなんでしょうか？）。
「バッド・ボーイズ」が好きな人なら、間違いなく楽しめると思います。途中スピンオフみたいな錯覚に陥っちゃった。何も考えずに軽い映画を観たい時にオススメです。
