のっち

地獄門ののっちのレビュー・感想・評価

地獄門(1953年製作の映画)
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堅物の一途な恋はめんどくさい

人妻の袈裟を好きになった盛遠が旦那に対抗心を燃やしたり、無理やり彼女に迫る話。
努力とアピールの方向性を間違えた男ほど、めんどくさいものはないということですね。
多分必要以上にカラフルな着物の色で画面は楽しく、物語はシンプル。

盛遠が自分を「力づくで人の心を動かそうとしたたわけを」って言うんですけど、本当に“たわけ”
旦那の「なぜ、わしに救いを求めてくれなかった」っていうのも、その通り。
ちゃんと言葉で相手に気持ちを伝えないといけませんよね。
のっち

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