ねぎおSTOPWAR

黒水仙のねぎおSTOPWARのレビュー・感想・評価

黒水仙(2001年製作の映画)
3.5
どこかにも書いたけど、韓国映画黎明期を引っ張ったカン・ウソクさんのシネマサービス社と、テウォンエンタテインメントの製作作品。


古いっす。
作りも画面もw

監督はこれまた「シュリ」「JSA」のずっと前から頑張っていたペ・チャンホさんなので現代的な感覚で観ると違和感を感じるかも・・が、変なことはしていないし路線は王道なので・・。
どんな映像素材があったかは測り兼ねるのですが、編集がなあもうちょっとうまくすれば、過去パートとの繋がりが感覚的に掴みやすく出来たと思います。だからね、行ったり来たりするのですが、その分量とタイミングとが観ているこちらがストレスになる可能性がある"それ"だと感じました。さらには撮影はもうちょっとドラマチックに出来たかなあと思います。
まあでも2001年なんで、頑張った作品です。
当時は最先端に限りなく近かったのではないかと・・。

主演は・・アン・ソンギさんになるのかなあ、格的にも。今を時めくイ・ジョンジェさんが事件を追う刑事役です。

そもそもは小説原作から1980年にイ・ドゥヨン監督によって作られた「最後の証人」という映画のリメイクだそうです。
映画の中の《今》は当時の現代ですが、背景となるのは朝鮮戦争時の巨済島(コジェド)です。北朝鮮の捕虜が多く収容された場所・・そう!「スウィングキッズ」の舞台ですよ!

お話は、
その捕虜収容所からの脱走にまつわる裏切り者たちを、本来北の人間ではなかったアン・ソンギ師匠と〇〇が・・そして刑事イ・ジョンジェが・・

あのね、話自体はとっても面白いと思うので、これ現在のどなたかリメイクしてくれませんかね。
うまく撮ればイケると思うんですよねー。
ちなみに宮崎県がたくさん出てきますw
当時日本でロケなんて本当に頑張ったと思います。さすがカン・ウソク!!

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