明けましておめでとうございます。
実に正月に相応しい爽やかなスポーツ青春映画の傑作。宇多丸さんの生涯ベスト映画の１つとして映画好きにはよく知られていますね。
本作はハタから見れば滑稽でも何かに“かぶれる”ということの素晴らしさをまざまざと痛感させてくれる1作。また、クライマックスのレースシーンのラスト2週の高揚感も奇跡的。
ただピーター・イェーツという監督は基本的に奇をてらわないオーソドックスな演出で知られ、本作も全編そうなので、どこか“味気ない”と感じる人もいるかもしれないが、逆を言えばそのぶん等身大の真に迫ったリアルなスポーツ青春映画と言えます。テイストとして近いのはリチャード・リンクレイター監督が作る青春映画かなぁと←実際リンクレイターも本作が大好きだとか👉
なのでリンクレイター作品が好きな人にはオススメ。
個人的にキャストで印象深いのは主人公の父親役のポール・ドゥーリイ。彼はいわゆる頑固一徹なオヤジなのたが、なんとも味があって愛着が沸く。
