2009/2/12鑑賞(鑑賞メーターより転載)
360度閉塞感に囲まれた中で、後ろからどんどん迫り来る水。「いかにして脱出するか」の過程における心境の変化や葛藤に照準を絞りブレなく描写しており、かなりドキドキしながら観られる。パニック映画のツボはしっかり押さえられており、逆さになった船内の様子などのディテールも完璧で違和感なし。「七人の侍」っぽい(と言うと大げさだが)意外性もあったりして、パニック映画の黎明期の作品だが(自分と同い年だ！)色あせがほとんどないのは凄い。それにしてもハックマン＆ボーグナインの掛け合いは熱いを通り越して暑苦しい(笑)。
