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キューティ・ブロンドのfishのレビュー・感想・評価

キューティ・ブロンド(2001年製作の映画)
3.6
期待していなかったのに好きな作品になりました笑
本編も短いし、全体的に単純なストーリーだったけれどだからこそストレートに大切な事が描かれていて、私に響きました。


自分を信じること


それを改めて言われて、あーそれが自分に足りないのかと腑に落ちた。
エルは自分を信じ、それに自信を持っていてだからこそ権力にも怯まないでいつでも毅然としていられた。
私だったらあの場面で動揺してしまうかもしれない、と思った。
エルは媚びを売ることもなく、周りの雰囲気に飲まれて自分を無くすこともなく、自分のありのままの姿でいつでもいられた。
そしてそうあることでいざという時に100%の力を発揮できるのだと思う。

私は最近自分の目標としてまっすぐその人を見よう、と思っている。
その人の立場や第一印象によって過度にへりくだってしまったり、恐れを抱いてしまう傾向があるため直したいなーと思っていた。その人を'その人'としてみたい。
これは、エルが言っていた、“ 第一印象を信じるのは危険です。 ”ということにも通じる。
そのためには私の場合自分で自分を信じてあげることが大切なのだと、当たり前のことだけれど忘れてしまっていたことをこの映画から教えてもらった。ありのままの自分でいい、自分を貶めるようになってしまったのはいつからなのだろうとふと考えされられた。
さっそく今週実践できそうな場があるのでキューティーブロンドを思い出して堂々としていきたい。


また、彼女は最初ただ単に彼氏を追いかけて大学に行っただけだったけれど、その大学で自分の目標を見つけられた。
私も明確な目標を持って今の学部に入ったわけではなかったけれど目の前の事に一所懸命取り組み続ければ彼女の様に何かを見つけられるのだろうと勇気付けられた。


そして、人生に無駄なことはないのだろうな、と思った。
エルは高校時代自分磨きに一所懸命だった。
彼氏からすれば無駄なことに見えたかもしれないけれど、それにより着眼点も増え、全く別の道でそれを生かす事ができた。それをやってるときはそれが役に立つとは思わなかった、とたまに聞くけれど本当にそうなんだろうなーと思わされた。
だから目の前の事に一所懸命取り組むことは何よりも手っ取り早い成功への道なのだろうと思う。

映画でも本でも、もちろん人でも今だからこそ出会えてよかったと言えるものに出会える事がある。
この作品がそれだった。


ピンクばっかりの女の子うけの良さそうな作品、というイメージしかなかった映画だったのに今では大好き。
第一印象で判断するのは危険だな〜笑
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