ゾロ

菊次郎の夏のゾロのレビュー・感想・評価

菊次郎の夏(1999年製作の映画)
4.0
久石譲さんの音楽が沁みる

そして、やっぱり
北野武さんの笑いのセンスが好き

ふつふつ来る笑いと
思わず吹き出す笑い

前振りの ダメだよっ を
お約束のように覆すワンカット

ズームからワイドへのカメラワーク

そりゃぁ、ダメだろっていたずら

子供には見せない大人の卑しさ

結果が予想出来る画

大人の悪乗りとしか思えない遊び

はだかダルマさんが転んだっ!



前半、自分の事しか考えない菊次郎

ふたりが経験した 悲しい思いは

菊次郎を少しだけ、変化させる

最期が、本当に良いよね



カメラワークの妙として
色んな画角だけでなく
俯瞰で見える映像が面白い
特にトンボかぁーってなる

また、悪夢やイメージを抽象的に
捉えるシーンには、世界を意識してる?と
思いつつ、ニヤリとしてしまう


本当は、夏直前に見たかったけど
物凄く観たくなって、再見
ゾロ

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