コマミー

菊次郎の夏のコマミーのレビュー・感想・評価

菊次郎の夏(1999年製作の映画)
4.6
[夏が好きになる映画]

暑い!息苦しい!早く夏終わって!
大人にとっても、子供にとっても夏がやな人は、たくさんいるだろう。でも、この作品を観た時、人は「ただ夏が嫌いな訳ではない」事を考えるだろう。

この作品は、いわゆる[血縁を超えた出会い]を描いている。菊次郎と共に母を探す旅をする少年が、道中いろんな人に出会い、少年は「世の中なかなか捨てたもんじゃない」という事を知るお話である。

この作品には、御存じの方なら分かる通り、だいたいがちょっとした[コント]で出来てる作品なのだ。たけし軍団の方々も見えて、菊次郎とゆるーく話すのだ。その要素もひっくるめて、作品に活きている。武がお笑い芸人であるがゆえの、この作品の味の決め手であるのだろう。そこに久石さんの「summer」が流れる。
もう最高じゃないか。

そして、自分は思い出す。夏が好きだった頃を…。

心から楽しんでた頃を…。
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