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ナニー・マクフィーの魔法のステッキのCのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

荒んだ心を癒やしたくて観た子供向けファンタジーのキングスロード。

葬儀屋で働くブラウンさんは妻を亡くした7人の子持ち。その子供たちは17人ものナニーを悪質なイタズラで追い出した悪ガキ。そんな一家の元にやって来た不思議なナニー、マクフィーさん。

「必要とされている間はどんなに嫌われてもいるけど、役目を終えたらどんなに必要とされても去る」って言うから、ラストの別れのシーンや、父親との再婚をねだらるシーンを楽しみにしてたけど、ない。父親と再婚するのはメイドのエヴァンジェリンだし、マクフィーさんは式の最中に誰にも気付かれず別れも告げずに去る。そこが不満。

結婚式も終わる頃サイモン辺りが「…マクフィーさんは?」とか言いだして「どこにも居ない」と皆、大騒ぎ。「出て行った?僕たちを置いて?」とか「お願い帰って来て」とか言って泣く。父親に「そうだ!子守りの紹介所にまた来るように言って!」と言うと「そう言えば政府からの派遣とか言ってたな」「そんなの聞いたことがないよ!」「じゃあマクフィーさんはどうやって家に来たの?」「分からない…、神様(もしくは母親)が遣わしてくれたのかもな」

子供たちはマクフィーさんが去った後もずっと良い子で優しい継母と幸せに暮らしました。「…物語の結末はこれが良いわ」エヴァンジェリンは大きなお腹をさすりながら満足そうに微笑むのでした、めでたしめでたし。みたいなのが欲しかったなー。

でもセットが素晴らしかった。お家やドレスがホントに素敵。あの色のセンス最高。めっちゃ可愛くてウキウキする。私の荒んだ心も癒してくれてありがとうマクフィーさん。また会いたい、プリーーズ。
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