「映像化不可能」「どんでん返し」の謳い文句にまんまと釣られてみてしまった。
原作は読んでない。
話題になっていたとしても,多分読まなかっただろう。仙台の大学に入った若者とそのアパートの住人友達関係で起きたほんの小さな出来事をユニークな分体で書いたんだろう。
多分原作はそんな感じで人気もあったのではと想像する。
ボブディランのかぜにふかれてがなんかおもでてくるが、いつの時代なんだよという感じ。
たとえ些細なことで守る世代の人間にはやけに大きく響く出来事はあるだろう。それがほんの小さな差別や偏見でも。
町の雰囲気も若者たちの風俗も何も感じるものはなかった。
これがすごいミステリーなのかどうかは甚だ疑問だ。
仙台特有の空気感当時の若者の雰囲気をもう少し描いて欲しかった。
しかしなぜボブディラン?原作通りか?
奇しくもボブディランの映画がアメリカアカデミーにノミネートされた年にこんな時代感のない映画を観るとはトホホだなぁ。