フリードキン監督の撮る法廷劇は骨太でありながらしっかり厭な描写も他作品に比べると少ないがあるのが素晴らしい
片足のない女の子とトミーリージョーンズの絡みはなかなか厭だった
さらにその後の回想で女の子も銃を持って攻撃していたシーンを挟むのが最高に意地悪い
ベトナム戦争の回想と大使館でのデモシーンしかアクションシーンがないが、法廷劇になってからもさながらアクション映画のような緊張感が途切れないのがたまらない
自分の保身しか考えてない人も出てくるが、こういった人間の生々しさが垣間見えるのも法廷劇の醍醐味である