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吉原炎上のIのネタバレレビュー・内容・結末

吉原炎上(1987年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

この映画を明治の終わりの遊女たちの物語として史実的に捉えるか、それとも現代にも通じる女の生き様を描いた物語として捉えるか

久乃の生き方をみて、自分の生き方を顧みざるをえなかった
久乃は花魁道中を見事に復活させたが、決して幸せになれなかった
現代に置き換えれば、社会大成するをとるか、家庭をとるか
両方求めることの難しさと、それに対する男性社会の視線の厳しさ

久乃は夢を叶えたが、結局幸せにはなれなかった
幸せとは何か考えさせられた

よくできたストーリーのうえ、キャスティング、美術も素敵で、五社英雄監督の根強いファンが多数いることも頷ける
五社英雄監督の女性の描き方に興味があるので、他の作品も観たいなと思った

この映画の魅力を書ききることは難しい
いろんな人とこの映画について語り合いたい
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